SAKUの日記

アニメ、イベントの感想と日常日記です

夢をみた

この本面白かったぁ(*´∀`) 

電車の中で読んでたら止まらなくなり、家で就寝時間と戦いながらよんだよー。

「楽園のカンヴァス」原田マハ
だいたいのあらすじ
後にピカソなどに影響を与えたという素朴派のアンリ・ルソーの最後の作品をめぐり、本物かニセモノかをルソー研究者の2人に誰が書いたか分からない物語を読んで判定してもらう。
勝者にはコレクターがもっているすべての作品をもらえるというのだが・・。

まずルソーって人を全然知らなかったです。
ルソー?免罪符配っていた人?絵描いていたんだぁ~と最初思っていたくらい(そして免罪符はルターだった)
表紙の絵がアンリ・ルソー最後の作品「夢」なんだそうです。
なんか暗くてよく分からない絵だなぁ~と思っていたのですが、この本を読み終わり、再度表紙をみた時、あなたはルソーの虜になっているに違いない!!
私は、なりました(*゜∀゜)=3!単純な私。
しかしですね!この本には情熱がある!
そして私もその情熱にあてられてしまったのか、顔がカッカしてました。
私も絵を描こう!なんか好きなことしよう!と外に飛び出したい気分になった(笑)
ルソーという人の絵を描きたいという情熱、ルソーという人に虜になった登場人物たち。
全編にルソーという人に対する優しさを感じられる、心を揺さぶられる本でした。

あと作中作の中のピカソが、カッコいい!思わず腐ったこと考えそうになったよね
ピカソやら、他のルソーの作品もでてくるので絵をみながら読むとさらに面白いと思います。
私はこの後ルソーの画集を図書館でみましたが、この本にも、ちらっとでてきた「蛇使いの女」「大豹に襲われる黒人」がみて、この物語の主人公たちのようになんだかわからないけど、すごい!好きっとなりました。

この話ジャンルとして絵画ミステリーらしい。
確かに人が何を考えていたか、この絵がどういう意味があるのか、描いた人がいなくなったらわからない永遠の解けない謎だもんな。人こそ最大のミステリーなわけですよ!
たくさんミステリーを読んでいますが、こういうミステリージャンル好き!となりました。
原田さんの最新作「暗幕のゲルニカ」も読もう~♬