怪物と戦うものは
自らも怪物とならぬよう注意せよ。
やっとこさ、三部作読み終えたので感想
『さよなら、シリアルキラー』
『烏の王』
『ラスト・ウィンターマーダー』の三冊。
アマゾンでおもしろい本ないかなぁ~とポチポチみていたら、なかなか面白そうだったので、読んでみた。
1巻のあらすじ。
史上最悪の殺人犯、ビリーを父にもつジャズは、自分が父と同じではないことを証明するため、街でおこった父の模倣犯を探そうとする。
小さいときから父にシリアルキラーとしての、技術を教えられて自分の中の父の血に怯えながらも、親友のハウイー、恋人のコニーに支えられて生きているジャズ。
1巻は、そんなジャズの街でおこった事件を解決する話で、父との対面をしたり、乗り越えられそうな感じで終わったのですが。
2巻は、1巻の最後に刑務所に脱走した父と対決するためNYへ。事件に巻き込まれ、協力してくれた人を助けられず1人苦しむっジャズ。一緒についてきたコニーもピンチだし、そんで母が実は生きているということもわかったり、めちゃくちゃ気になるとこで終わった第2巻。
最終巻は、ジャズがみている昔の夢や、烏の王とは、母親の行方は。っと色々な謎が解き明かされていくのですが・・・。
もう、なんかジャズが、可哀想で、可哀想で(;_;)
そんなに、謝らんでいいんやで~と、もっと大人がぎゅっと抱き締めてやらんかい!となりました。
3巻まで読んどいて、なんですが。
1巻で終わってたら、読者はジャズの未来に希望がもてて終わったかもなぁ~と思いました。
別に3巻の最後をみても父と同じ殺人者にはジャズは、なりはしないと思うのですが、家族のことがジャズにとってずっと重い枷としてのしかかってくるんだろうな~と、こんな哀しい家族ないよ!!と、せつない終わり方でした。
この本の対象者としては、中高生向けなんで、もう少し若い時に読んだら感想も変わっていたかもな。とちょっと残念に思いましたとさ。