SAKUの日記

アニメ、イベントの感想と日常日記です

あらない

読み終わりましたぞ、村上春樹新作「騎士!団長!殺し!!」

ハルキストではないんだけど、一時期村上春樹ばっかり読んでいた時期があって、それ以来でたら読んでたり。

なんだかよくわからないんだけど、たまに心に残るセリフがあったり、あと登場人物の名前が独特ですごく覚えていたりする。

ただあらすじを書いたところでなんだかわけわからんと思うので、覚えてる人だけを紹介。

こんな感じだったていう私の感想♪だから、間違ってても怒らないで♥

主人公・・・人物画をかくことで生計をたてている、絵描き。

突然奥さんに離婚をつきつけられ、奥さんと別れ、友達のお父さんの画家の別荘に住むことに。人妻の○○のフレンドなんだね!がいる。

免色・・・50代のロマンスグレーのおじさま。株やらなんやらで働かなくていいので、主人公の近くのでかい家に一人で住んでいる。主人公に肖像画を描いてほしいと依頼する、ここに住んでいる理由は自分の娘かもしれない女の子を双眼鏡でのぞくためである。

金払いもいいし、いい人なんだけど、どうも素直にイイ人といえない男だと思われる。

秋川まりえ・・・主人公がとりあえず働いている絵画教室の生徒。美少女。免色の子どもかもしれない。

胸がでかくなるか、ならないか気にしている思春期の女の子。

騎士団長・・・主人公が住んでいる友達の有名な日本画家が描いた、騎士団長殺しの中の姿をかりてでてきた、メタファーだかイデアだか。時間の感覚や移動の感覚がなく、全知全能のようで制約があったりする、「あらない」だとか独特の言葉使いが結構好き。

主人公にしか姿が見えない。

春樹で私が一番好きなのが海辺のカフカで次が1Q84、騎士団長は3番目くらいに好きかな~。

ねじまき鳥も好きなのですが。

1巻は相変わらず、生活に困ってない、顔はそんなによくないのに何故か○○フレンドはいる、クラシック好きの巻き込まれ型主人公だ~と、うへぇっとなっていたのですが、最後喪失したものを取り戻そうと向き合ったところがよかった。

最後の数章はババババと読めました。色々疑問点があったりするけど、こういう謎めいたところが、読んだ人同士であ~でもない、こ~でもないと意見がいえるからいいのかな~と思ったり。

ただ、どこがいいのか・・。と言われると、もう好みの問題として言えないなぁ~と。よく、村上春樹の小説は音楽に例えられるけど、聞く人によっていい曲だと思ったり、私はそんなに好きじゃないと思ったりするから、会わない曲もあるけぇの!という感じです。

私も、この人のエッセイの方が好きだったりもするし。

クラシック好きだったりしたら、もっと理解を深めれるのかもな~と思ったりしました。